お知らせ
【機関紙AIRY98号から】山形で働く外国人 ニュージーランド出身 ティモシー・バンティングさん(東北公益文科大学助教/羽黒山伏)
酒田市にお住まいでニュージーランド出身のティモシー・バンティングさん(東北公益文科大学助教/羽黒山伏)にインタビューを行いました。
■どういう経緯で山形にいらっしゃったんですか
家族で日本からホームステイを受け入れたり、兄が日本語を勉強していたり、子どもの頃から日本に縁がありました。また、学生の頃クラス旅行で日本に来て、「ここに住みたい」と思いました。その後外国語指導助手(ALT)として庄内町で働き、そのまま山形に住んでいます。
■山伏もされているとのことですが
私は若くして父を亡くし、母も認知症でコミュニケーションがとりづらいですが、それでも毎日満足して生きています。それは山伏になったからだと思っています。私は山伏を自己啓発のツールとして考えています。山伏をすることで日常の生活に感謝できるようになりました。
■山形の何が好きですか
全てが好きです。山形には山がたくさんありますから、山が人々の生活を形作っているように感じます。また、人が優しいと思います。私が日本語を話すことができるから、付き合いやすいということもあるかと思います。言葉が分からなければ大変だと思います。
■若者に「物足りない」と感じていることがあるとか
選挙や政治に関心がないと思います。大学に入る際に住所変更しないので、選挙に行かない学生が多い。ニュージーランドは首相が女性、副首相がセクシャルマイノリティ、3番目に偉い人はマオリ、そういうのはいいと思います。もっと政治に関心を持ってほしい。