公益財団法人山形県国際交流協会 AIRY

お知らせ

【機関紙AIRY99号から】🌎山形で働く外国人🌎 タイ出身 イムウィセット・ポーナライさん(タイの国技ムエタイの選手・指導者)

山形市にお住まいでタイ出身のイムウィセット・ポーナライさん(タイの国技ムエタイの選手・指導者)にインタビューを行いました。

子供にムエタイを指導するポーナイさん

■どういう経緯で山形にいらっしゃったんですか?
 現在山形市内でYs.k KICKBOXING GYMを経営する齋藤さんがタイのムエタイジムへ練習にきました。齋藤さんと一緒に練習する中で、日本に対する興味がわいていたところ、齋藤さんから「今度の大会で優勝したら日本へ招待する」と言われました。優勝して日本に来たら、とてもいいところだと感じました。新型コロナの影響で一時帰国していましたが、山形の皆さんから援助や協力をいただき、今年の5月からまたこちらで活動しています。


■なぜムエタイを始めたのですか?
 自分の父も兄もムエタイをしていたからです。タイではムエタイ選手として成功すると、家族に楽な暮らしを送らせることができます。私は努力の結果、世界王者のタイトルを得ることができました。山形でもムエタイの普及に努めたいと考えています。


■現在はどんなお仕事をされているんですか?
 ムエタイの選手兼指導者をしています。日本の国内外で試合を行うほか、齋藤さんのジムで指導をしています。10月に東京で試合を行い元日本王者相手に勝利しました。11月に大分県で日本王座に挑戦したあと、来年シンガポールで世界戦を予定しています。指導は好評を得ていますが言葉と文化の違いで戸惑うことが多いです。日本には空手やキックボクシングなど、いろいろなスポーツがありますが、ムエタイはそれらとは全く違った競技です。


■山形の生活はいかがですか?
 優しい県民性がとても気に入っています。食事はタイの調味料を使って自炊していますし、齋藤さんとよく外食しますから、困っていることはありません。山形は牛肉がとてもおいしいと思います。四季があり、タイでは触れられない冬と雪が好きです。ちょっと寒いですけどね。