公益財団法人山形県国際交流協会 AIRY

お知らせ

【機関紙AIRY101号から】🌎山形で働く外国人🌎 タイ出身 クンラティダー・トンプベートさん(鶴岡市在住、研究者)

タンパク質素材を手に微笑むクンラティダーさん

■どういう経緯でこちらにいらっしゃったんですか?
 Spiber株式会社で働くことになったため鶴岡に来ました。その前は京都に5年半住み、大学に通っていました。こちらに来ようか考えていた時、米沢の友人に山形はどんなところか尋ねたら、「ここはいいところだ、特に米がおいしい」と言っていました。タイでは日本のお米が人気で私も大好きです。

■どんなお仕事をされているんですか?
 私はSpiberで研究者をしており、バイオテクノロジー部門と品質管理部門で働いています。当社ではタンパク質素材を人工的に合成・生産し、衣服などの製品を作るプロジェクトを行っていますが、私はタンパク質を精製する工程を開発しています。またタイ工場に技術導入を行うのも私の仕事です。

■自由な時間は何をしていますか?
 ハイキングや釣りをしたり、海岸に行ったりして楽しんでいます。また、Spiberには約30人の外国人が働いており、週に1度は一緒にパーティをしたり、海岸などに出かけたりしています。
 私は料理を作るのが好きなので、7割ぐらいは自炊し、3割ぐらいはレストラン巡りをしています。鶴岡ではハーブや唐辛子が手に入るので、タイ料理を作るのにも問題がありません。

■鶴岡の生活はいかがですか?
 こちらに来て1年間くらいになりますが、1か月前に運転免許を取得し、車で移動するようになってからとても楽になりました。ずっと自転車通勤だったのですが本当に大変でした。車があればどこにでも行けますし、生活の質が向上したと感じます。バスや電車も便数が少ないので、もう少し充実しているといいですね。