お知らせ
多文化理解講座「世界をのぞけば…」ウクライナ人とは誰か?あるいは日本人の基準 を実施しました
この講座は昨年度まで、山形県内で活躍する外国出身の方等を講師に迎え、諸外国の文化を学ぶ講座としておりましたが、今年度リニューアルし、有識者から国際関係の講演をいただく形となりました。今回は第二回目で、山形大学から人文社会科学部准教授の天野 尚樹先生をお迎えし、ご講演をいただきました。
■内容
0.きょう考えること:私は「○○人」の根拠は?
1.東方正教会の構造:世俗国家との政教調和
2.「ウクライナの正教会」の設立
(1)2018 年までのウクライナの正教会
(2)「ウクライナの正教会」の設立
3.開戦後の正教会と信徒
(1)ロシア正教会総主教キリールの侵攻支持
(2)ウクライナでの変化と無変化
■参加者の感想をいくつかご紹介いたします。
・ ロシアウクライナ戦争に関連してどのようなお話が聞けるか楽しみでした。主に宗教について詳しく教えていただき、視野が広がった気がします。自分も、よく知らない人を勝手な線引きで判断してしまうことがあるので、気をつけたいとも感じた。
・ ○○人の根拠は、客観的基準を用いがちだが、それは間違っていることや政治と宗教の選択は一致しないこと等、とても興味深かったです。
・ 一般報道では判らないことが多かった。
・ 質問に丁寧に回答していただき良かった。
・ バイアスの考え方、宗教が一国を形成することが印象に残った。
・ 宗教とウクライナの関係が印象に残った。
天野先生、貴重なお話をありがとうございました。